2015/10/16
こんにちは。
11月も近づき、大分も寒くなってきました。
今日は寒い季節(飲水量が減るため)に比較的多く見られる、膀胱炎や尿石症のお話です。
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膀胱炎の原因は様々ですが、細菌が外部から尿道を通って膀胱に入り感染を起こしてしまうこともあり、特に女の子の尿道は男の子に比べて太く、膀胱までの距離が短いため、細菌性の膀胱炎になりやすいのです。
尿石症は、通常弱酸性であるワンちゃん・ネコちゃんのおしっこがアルカリ性へ極端に傾くため結晶や結石ができる場合もあります。
以下のような症状に注意してください。
・トイレに行く回数が多い
・トイレが長く、おしっこの量が少ない
・トイレ以外の場所でおしっこをしてしまう
・おしっこに血が混じっている など
何か一つでも症状が見られる際はどうぞご来院ください。
今日お話した病気を予防する方法の一つとして、お水を飲む量を増やしてあげることが重要です。例えばお水を色々な場所に置きいつでも飲める環境を作ったり、頻繁にお水を入れ替えて新鮮なお水をあげるなどがあります。また、太っている仔は運動量が少なくお水を飲む量も少なくなるのでリスクが高まります。
これからの季節、飼っている仔のおしっこや飲水量に目を向けてみてはいかがでしょうか?